無痛治療(痛くない治療)
私も子どものころ、「歯科医院=痛くてこわい」というイメージをずっと持っていました。そのイメージは、今のお子さんも大人の方も変わらないと思います。一度痛い思いをしたところには二度と行きたくないですし、「行かなくちゃと思っても、こわいから行けない」という方も多いのではないでしょうか。 今ではずいぶん技術が進歩して、できるだけ痛くない治療ができるようになってきました。 多くの患者さんは、麻酔が痛いとか、麻酔が嫌いだとおっしゃられます。 1.表面麻酔を使います 2.麻酔液を人肌に温めます 3.細い注射針を使います 4.ゆっくり麻酔液を入れます 5.麻酔が効くまで待ちます 痛みの感じ方も、その表現の仕方も人によって様々です。 痛みが強い場合や炎症がはげしい場合は、麻酔が効きにくいなど、無痛治療の効果が薄くなってしまいます。歯が痛くなってから歯科医院に行くと、その痛みを取り除くための治療自体も苦痛になってしまいます。 反対に、歯が痛くなる前に予防をしていれば、歯科医院で痛い思いをすることはまずありません。歯が痛くなる前に歯科医院で定期検診を受けて、快適な生活を送っていただきたいと思っています。 「歯の治療は、痛くてこわい!」あなたや、あなたのお子さんもそう思っているかもしれません。 「歯科医院は痛くないし、こわくないんだ!」とあなたやあなたのお子さんに思っていただければ、むし歯を治療したあとの予防を積極的に行なって、これからはむし歯に縁のない人生を送ってくれるかもしれません。 私自身、子供のころ、むし歯の痛さと治療の恐怖に悩まされましたから、子どもたちには同じ苦労をしてほしくないと願っています。私の目の前にある1 本のむし歯を治療することだけが大切なのではなく、それ以上に、歯科医院嫌いのお子さんを一人でも減らすこと。そして、将来むし歯になるリスクを少しでも減らしていくことが私の使命だと思っています。
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